咽と鼻のお悩み
C鼻・ニオイ・病院に関するお悩み
鼻詰まりが数年続いたり、処方してもらった薬の効果がなかったり、など。
また鼻や咽の病気の治療がうまくいかない場合は、治療の対象(原因)が間違っているといったケースがございます。
Case.1鼻づまりが何年も
蓄膿症、副鼻腔炎、花粉症などのアレルギー性鼻炎などを発症している方が後鼻漏を併発することが珍しくありません。鼻炎などで過剰に分泌された鼻水が前側(鼻の穴)に、そして後鼻漏で後ろ側(喉側)に流れることで閉塞感が増してしまい、慢性的な鼻詰まりを誘発します。そして鼻炎がよくなる季節になっても後鼻漏のほうはよくなりませんので年中鼻詰まりが続きます。
Case.2鼻水チョロチョロ
老人性鼻漏(※呼吸時の空気に含まれる水分が鼻の穴で結露を起こす。その水分が鼻水としてチョロチョロとでることを老人性鼻漏という)が原因です。
Case.3ニオイがしない
鼻炎などで鼻水が過剰に分泌し、鼻詰まりを起こします。また後鼻漏も併発していると喉に鼻水がたれ込むためニオイの道を塞いでしまう場合もあります。
Case.4鼻が臭いニオイがする
ネバネバした鼻水は細菌を含んでおり悪臭の原因になります。さらに後鼻漏になると咽に粘性の高い鼻水が流れ落ちてへばりつきます。食事をしたときに咽にへばりついた鼻水は食べカスを含んでしまうため、細菌の悪臭と相俟って嫌なニオイを発します。これが口臭の原因になります。
Case.5耳鼻科を何件もはしご
耳鼻科など病院の治療は対症療法が多く、治療を受けている間は比較的改善するものの完治に至らないために次の病院を探すといったサイクルができてしまいます。時間も金銭も無駄にかかってしまいます。漢方療法は本人のペースで治療を続けることが出来ますし、即効性のある漢方もご用意できます。
Case.6抗生物質が効かない
たとえばケース2の「鼻水チョロチョロ」の場合、おそらく自己判断では風邪だと思い込み受診してしまう方も少なくないと思います。老人性鼻漏の可能性もあるのに風邪として治療を行ってしまいます。そこで抗生物質を投与されても老人性鼻漏には効果がないために、いつまでも治らないということになってしまいます(効果がない以上に副作用リスクが高く危険)。
Case.7痰の薬が効かない
咽の症状が原因で、ドロドロした液体(痰)が出る場合は痰の薬が効果てきめんかと思いますが、後鼻漏によって咽に流れたドロドロした鼻水が絡んでいる場合は痰の薬では効果がありません。なぜなら痰の薬は咽の炎症を治療する薬です。後鼻漏は鼻の病気ですので後鼻漏の治療を行わないと、咽に流れる鼻水を止めることは出来ません。したがっていつまでたっても痰(=鼻水)が咽にからんでいる状態になってしまいます。
自己判断の前にまず専門家や医師にご相談しましょう。早期発見による最適な治療や間違った治療が進められることを防ぐことができます。たとえば痰についてですが、咽に絡んでいるドロドロした液体が痰(咽の炎症が原因)であるか、鼻水(後鼻漏が原因)であるかで治療方法も異なります。どちらも吐き出したものを見れば似ているので自己判断では見極めが難しいでしょう。